2013年08月24日

ストレス痛①

Sさん(20代・女性)博多区のケース

当院では施術の直前に事前検査を行い、
その場でなるべく痛みの原因を話すようにしています。

施術後じゃなく施術前です。なぜでしょう?
親切心から?義務心から?・・・なくもないですが、本意は違います。

事前、というのがポイントです。

実は、痛みの原因を話すとその場で痛みが消えてしまうことが良くあるからです!face08
これまで何度もありました。
原因を教えて何も変化ナシ、という人はほとんどいないでしょう。


症例です。上記のSさんは膝痛です。

股関節痛のお悩みで通院中のSさんは、
2回目が終わった後、3回目は事情により3週間空いてしまいました。
この間、膝痛を起こしてしまいましたicon194

膝痛の原因の多くが股関節のズレが原因、というのは臨床経験上分かっています。

検査では、
私「股関節のズレ(7割)と仙腸関節のズレ(3割)ですね!
・・・ん?楽になってる気配・・(心の中で)痛みが、消えてるようだ・・・。

「Sさん、ちょっと起きて膝の具合を確認してください」


Sさん「・・・あ~痛くないー、今朝痛かったのに!」
face08

これはどういうことでしょうか?
経験あると思いますが、少しでも痛いとそこが気になり、不安になります。
(本人にしてみればなぜこうなったのか原因が分からない。これが一番怖い)
それが関連したところに緊張が走り、その緊張が痛みを増長させるのだろう、と思います。

つまり、これはストレスの一種で作られた痛みだろう、と思われます。
これは現代医学でも確認されてることです。ストレスという名でface14

ただ、病院ではこの手の痛みの取り方が分からないのです。

当然、Sさんは痛みのタネが取れたわけじゃなく、
「痛いの痛いの飛んで行け~」では済まないので然るべき処置をして今日は終わりです。

ころで、患者さんの気を紛らわそうとウソの原因を言ったらどうなるでしょう?
当然、ほとんど変わらないみたいです!face07
そんなことはしません!ウソを言って何とかなるほど甘くはないですからね!face11

ストレス痛①





Posted by 院長 富永 at 22:10│Comments(0)ストレスによる痛み
 
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